曲:新娘道成寺
演奏時間:12’27″(一部省略)
演奏者 -唄,三絃-
小野真由美
石田尚子
井上祈美子
大亀由紀
-箏-
安東洋子
上田紀子
白井伊知子
羽田野逢山 (尺八)
クリックすると演奏が始まります。
鐘に恨みは数々ござる
初夜の鐘を撞くときは、諸行無常と響くなり
後夜の鐘を撞くときは、是生滅法と響くなり
じん鐘の響きには、生滅めつい入相は寂滅為楽と響けども
聞いて驚く人もなし
亡き魂衣ほんにまあ
我は後生の雲晴れて、真如の月を眺め明かさん
恋のわけざと数へ数えりゃ
武士も道具を伏せ編み笠で
張りと意気地の吉原
花の都は歌で和らぐ敷島原よ
勤めする身は、誰と伏見の墨染
煩悩菩提の撞木町より、浪波四筋に通ひ木辻のかむろ達から
室の早咲き、それがほんに色じゃ、ひいふうみいよ
夜露雪の日しもの関路と共に此身を馴染重ねて
中は丸山只丸かれと
思い初めたが縁じゃえ。