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お箏の調弦基礎知識3

実践編:曲別のお調弦に挑戦しましょう

基礎知識3では、皆さんもよくご存知の曲にあわせたお調弦をご紹介してまいります。曲ごとのお調弦に自信が持てるようになると、複数の楽器を用いた合奏にも美しい音の調和が生まれてきます。

音が合う感覚をご自身でもご体感できるようになれば、お稽古はさらに楽しくなりますよ。

お箏のお調弦基礎 3 - 曲目編 -

曲目別の調弦法を実音でご紹介しております。
好きな曲に合わせたチューニングが手早くできるようになると、演奏の楽しさもひとしおですよ。

曲目リスト
曲名をクリックすると、その曲のお調弦に移動します。
曲目別のお調弦

実音にあわせて、実際にお調弦をしてみましょう。

曲名:六段の調 ・黒髪 ・鶴の声・難波獅子・ みだれ・ 八千代獅子・ 末の契り・ 編曲八千代獅子・ 岩間とぢし
双調の平調子
G
C
D
D#
G
G#
C
D
D#
G
G#
C
D

※表中の音名は便宜上KORG 社箏用チューナー「調べ」の表記に準拠しております。

曲名:雲井六段・雲井八段・雲井みだれ
壱越の雲井調子にする
D
G
G#
C
D
D#
G
G#
C
D
D#
G
A

※表中の音名は便宜上KORG 社箏用チューナー「調べ」の表記に準拠しております。

曲名:水は器
壱越の乃木調子にする
D
G
A
B
D
E
G
A
B
D
E
G
A

※表中の音名は便宜上KORG 社箏用チューナー「調べ」の表記に準拠しております。

曲名:傘舞台・ロバサン・テンテマリ・岩もる水
盤渉の平調子にする
B
E
F#
G
B
C
E
F#
G
B
C
E
F#

※表中の音名は便宜上KORG 社箏用チューナー「調べ」の表記に準拠しております。

曲名:花の歌
壱越の平調子から一をオクターブ下げる
第一箏
D
G
A
A#
D
D#
G
A
A#
D
D#
G
A
黄鐘の雲井調子にして巾は九のオクターブ上に上げる さらに一を五のオクターブ下に下げる
第二箏
A
D
D#
G
A
A#
D
D#
G
A
A#
D
G
三絃(二上がり)
D
A
D

※表中の音名は便宜上KORG 社箏用チューナー「調べ」の表記に準拠しております。

曲名:金剛石
壱越の楽調子
D
G
A
C
D
E
G
A
C
D
E
G
A

※表中の音名は便宜上KORG 社箏用チューナー「調べ」の表記に準拠しております。

曲名:茶音頭
双調の中空調子→平調子
G
C
D
D#
G
A
A#
D
D#
G
A
A#
D
調子替
G#
C
G#
C

※表中の音名は便宜上KORG 社箏用チューナー「調べ」の表記に準拠しております。

曲名:松づくし・万歳・夕顔・花形見・ままの川・若菜・祇園小唄
壱越の楽調子
D
G
A
A#
D
D#
G
A
A#
D
D#
G
A

※表中の音名は便宜上KORG 社箏用チューナー「調べ」の表記に準拠しております。

曲名:京人形の夢・花・花すみれ・三段の調べ(本手/壱越バージョン)・花かげ変奏曲・さくら
壱越の平調子から一をオクターブ下げる
D
G
A
A#
D
D#
G
A
A#
D
D#
A
A

※表中の音名は便宜上KORG 社箏用チューナー「調べ」の表記に準拠しております。

曲名:千鳥の曲
壱越の古今調子・二の絃(G)はいつもより1オクターブ高い音になります
D
G
A
A#
D
D#
G
A
A#
D
D#
G
A

※表中の音名は便宜上KORG 社箏用チューナー「調べ」の表記に準拠しております。

曲名:春の曲
壱越の古今調子・二の絃(G)はいつもより1オクターブ高い音になります
   
調子替
D
G
A
C
D
D#
G
A
C
D
D#
G
A
調子替
G#
C

※表中の音名は便宜上KORG 社箏用チューナー「調べ」の表記に準拠しております。

曲名:秋の曲
壱越の古今調子・二の絃(G)はいつもより1オクターブ高い音になります
D
G
A
C
D
D#
G
A
C
D
D#
G
A
F
F
C

※表中の音名は便宜上KORG 社箏用チューナー「調べ」の表記に準拠しております。

曲名:巌上の松
壱越の平調子から四と九を一音づつ上げる
D
G
A
C
D
D#
G
A
C
D
D#
G
A

※表中の音名は便宜上KORG 社箏用チューナー「調べ」の表記に準拠しております。

曲名:新高砂
本手は壱越の雲井調子にして一を四と同音に下げる ・替手は双調の平調子
本手
C
G
G#
C
D
D#
G
G#
C
D
D#
G
A
替手
G
C
D
D#
G
G#
C
D
D#
G
G#
C
D

※表中の音名は便宜上KORG 社箏用チューナー「調べ」の表記に準拠しております。

曲名:大内山
本手は壱越の雲井調子にして一を七と同音に上げる
本手
G
G
G#
C
D
D#
G
G#
C
D
D#
G
A

※表中の音名は便宜上KORG 社箏用チューナー「調べ」の表記に準拠しております。

曲名:舞踏曲
第三箏は低調子(双調)の楽調子/ 第一箏はそれより全部1オクターブ高い音になります/ 第二箏が壱越です
第一箏
G
C
D
F
G
A
C
D
F
G
A
C
D
第二箏
F
A
G
C
D
F
G
A
D
C
F
G
A
第三箏
G
C
D
F
G
A
C
D
F
G
A
C
D

※表中の音名は便宜上KORG 社箏用チューナー「調べ」の表記に準拠しております。

曲名:飛躍
黄鐘の楽調子にして一を四のオクターブ低い音まで下げる/ 第一箏はさらに巾を九の甲にする
本当のお調子は、一がとても低い音になります。一の絃を緩めなければ正しい音まで下がりません。それはとても大変ですから、平素のお稽古でしたら一を四のオクターブ下まで下げずに 四と同音にしてお練習なさってもよいかもしれません。
第一箏
G
D
E
G
A
B
D
E
G
A
B
D
G
第二箏
G
D
F
G
A
B
D
E
G
A
B
D
E

※表中の音名は便宜上KORG 社箏用チューナー「調べ」の表記に準拠しております。

曲名:水面
一箏
D
G
A
A#
D
D#
G
A
A#
D
D#
G
A
二箏
D
G
F
G
G#
C
D
F
G
G#
C
D
F

※表中の音名は便宜上KORG 社箏用チューナー「調べ」の表記に準拠しております。

曲名:未来花
壱越の平調子から六と斗を一音上げる / 一は五の乙一箏と二箏は同じお調子です
D
G
A
A#
D
F
G
A
A#
D
F
G
A

※表中の音名は便宜上KORG 社箏用チューナー「調べ」の表記に準拠しております。

曲名:古今の調・つち人形・花筏・富士
壱越の平調子より、四と九を一音づつ上げる / 一を五のオクターブ下に下げる
D
G
A
C
D
D#
G
A
C
D
D#
G
A
※表中の音名は便宜上KORG 社箏用チューナー「調べ」の表記に準拠しております。
曲名:若みどり
黄鐘の平調子にして、六と斗を半音上げる / 一を六のオクターブ低い音まで下げる
第一箏
D
G
A
C
D
D#
G
A
C
D
D#
G
A
第二箏
B
D
E
F
A
B
D
E
F
A
B
D
E
※表中の音名は便宜上KORG 社箏用チューナー「調べ」の表記に準拠しております。
曲名:光る海
壱越の平調子より、四と九を一音づつ上げる / 一を五のオクターブ下に下げる
第一箏
D
G
A
C
D
D#
G
A
C
D
D#
G
A

黄鐘の本雲井調子にして 六と斗を一音上げる /
一を六のオクターブ低い音まで下げる

第二箏
C
D
D#
G
A
C
D
D#
G
A
C
D
D#

※表中の音名は便宜上KORG 社箏用チューナー「調べ」の表記に準拠しております。

曲名:夕やけ小やけ変奏曲
壱越の平調子から四と九を一音づつ 六と斗を半音づつ上げて楽調子にする / 最後に一を四のオクターブ下に下げる
第一箏
C
G
A
C
D
E
G
A
C
D
E
G
A
第一箏から三を一音上げる / Eから先は三を下げ第一箏と同じにする
第二箏
D
G
B
C
D
E
G
A
C
D
E
G
A
第三箏
C
D
E
F
G
A
B
C
D
E
F
G
A

※表中の音名は便宜上KORG 社箏用チューナー「調べ」の表記に準拠しております。

曲名:幼き日の思い出
壱越の平調子から四と九、六と斗を半音づつ上げて楽調子にする / 最後に一を五のオクターブ下に下げる
C
D
E
F
G
A
B
C
D
E
F
G
A

※表中の音名は便宜上KORG 社箏用チューナー「調べ」の表記に準拠しております。

曲名:岬の燈台
壱越の平調子から四と九 および六と斗を半音づつ上げて乃木調子にする / 最後に一を六のオクターブ下に下げる
E
G
A
B
D
E
G
A
B
D
E
G
A

※表中の音名は便宜上KORG 社箏用チューナー「調べ」の表記に準拠しております。

曲名:春を呼ぶ二つのソネット
A息吹き
D
F
G
C
D
D#
F
G
C
D
D#
F
G
B鳥の歌
A
E
A
E
A

※表中の音名は便宜上KORG 社箏用チューナー「調べ」の表記に準拠しております。

曲名:花園
壱越の平調子から四と九を一音づつ上げる
D
G
A
C
D
D#
G
A
C
D
D#
G
A
調子替
E
E

※表中の音名は便宜上KORG 社箏用チューナー「調べ」の表記に準拠しております。

曲名:秋の言の葉
神仙の平調子にする『秋の言の葉』は神仙の曲ですが、お唄いになる方の声域によって、壱越で演奏されることがあります
C
F
G
G#
C
C#
F
G
G#
C
C#
F
G
調子替
D
D#
D#
D
念のため壱越バージョン↓もご用意しました。 その場合は、六寸菅の尺八でお合奏して頂きましょう。
D
G
A
A#
D
D#
G
A
A#
D
D#
G
A
調子替
E
F
E
F

※表中の音名は便宜上KORG 社箏用チューナー「調べ」の表記に準拠しております。

曲名:新娘道成寺
神仙の中空調子にして、二を六と同音になるように上げる
C
D
G
G#
C
D
D#
G
G#
C
D
D#
G

※表中の音名は便宜上KORG 社箏用チューナー「調べ」の表記に準拠しております。

曲名:都踊
箏低音は黄鐘の雲井調子にして一を五のオクターブ低い音まで下げる
箏高音は、壱越の平調子より巾を十の甲、斗を八の甲、斗を七の甲に上げる(巾十調子) / 最後に一をオクターブ下げる
(チョット一言)箏低音の本当のお調子は、一がとても低い音になります。一の絃を緩めなければ、正しい音まで下がりません。それはとても大変ですから、平素のお稽古でしたら、一を五のオクターブ下まで下げずにお練習なさってもよいかもしれません。
箏低音
A
D
D#
G
A
A#
D
D#
G
A
A#
D
E
箏高音
D
G
A
A#
D
D#
G
A
A#
D
G
A
D

※表中の音名は便宜上KORG 社箏用チューナー「調べ」の表記に準拠しております。

曲名:春の訪れ
神盤渉の雲井調子にする / 巾は九の1オクターブ高い音まで上げて、一を五の1オクターブ低い音まで下げる
B
E
F
A
B
C
E
F
A
B
C
E
A
調子替
F#
F#
B

※表中の音名は便宜上KORG 社箏用チューナー「調べ」の表記に準拠しております。

曲名:砧
壱越の本雲井調子にする / 一を五のオクターブ低い音まで下げる
箏高音
D
G
G#
C
D
D#
G
G#
C
D
D#
G
G#
調子替
A
D
双調の平調子にする(一は箏高音の二と同音)
箏低音
G
C
D
D#
G
G#
C
D
D#
G
G#
C
D
調子替
A
A

※表中の音名は便宜上KORG 社箏用チューナー「調べ」の表記に準拠しております。

曲名:春の海
黄鐘の平調子にして、六と斗を半音上げる 一を六のオクターブ低い音まで下げる
B
D
E
F
A
B
D
E
F
A
B
D
E
曲名:さらし風手事
箏高音は壱越の四上り半雲井調子 / 一は五の乙
箏高音
D
G
A
C
D
D#
G
G#
C
D
D#
G
C
調子替
A
A
双調の平調子より楽譜に記載の通り
箏低音
G
D
D#
F
G
G#
C
D
D#
G
G#
C
D
調子替
A
A

※表中の音名は便宜上KORG 社箏用チューナー「調べ」の表記に準拠しております。

曲名:四季の眺め
G
C
D
D#
G
G#
C
D
D#
G
G#
C
D
調子替
D
D#
D
D#

※スマホでご覧の方は左右にスクロールすると、すべての音の並びをご覧いただけます。
※表中の音名は便宜上KORG 社箏用チューナー「調べ」の表記に準拠しております。

曲名:唐砧
双調(いつもより1オクターブ高い)の平調子
箏高音
G
C
D
D#
G
G#
C
D
D#
G
G#
C
D
壱越の雲井調子にする
箏低音
D
G
G#
C
D
D#
G
G#
C
D
D#
G
A

※表中の音名は便宜上KORG 社箏用チューナー「調べ」の表記に準拠しております。

曲名:楫枕・千代の寿
壱越の半雲井調子にする
D
G
A
A#
D
D#
G
G#
C
D
D#
G
A
調子替
A
A#

※表中の音名は便宜上KORG 社箏用チューナー「調べ」の表記に準拠しております。

曲名:相生の曲
神仙の中空調子にする / 一を六と同じ高さにする(一上り中空調子)
D
F
G
G#
C
D
D#
G
G#
C
D
D#
G

※表中の音名は便宜上KORG 社箏用チューナー「調べ」の表記に準拠しております。

曲名:落葉の踊り
壱越の雲井調子にして 巾を九のオクターブ高い音にあげる
D
G
G#
C
D
D#
G
G#
C
D
D#
G
C
十七絃
1
2
3
4
5
6
7
C
D
D#
F
G
G#
A#
C
D
D#
F
G
G#
A#
C
D
D#
A#
三絃(本調子)
D
G
A

※表中の音名は便宜上KORG 社箏用チューナー「調べ」の表記に準拠しております。

曲名:オランダ万歳
一と二が同音になる変わったお調子で、オランダ調子ともオルゴール調子とも申します。表を参考になさってくださるか、音源に合せてください
D
D
D
G
C
D
G
A
D
D#
G
A
D
曲名:琉球民謡による組曲
一を壱越にして平調子より三、八、巾、四、九を一音上げる / さらに、六、斗を一音半上げる / 一は五の乙にする
一箏
D
G
B
C
D
F#
G
B
C
D
F#
G
B
一を壱越にして平調子より四、九、六、斗を半音上げる / を九の甲にする / 一を六の乙にする
二箏
D
B
A
B
D
E
G
A
B
D
E
G
A
十七絃
1
2
3
4
5
6
7
D
E
F#
G
A
B
C
D
E
F#
G
A
B
C
D
E
F#

※表中の音名は便宜上KORG 社箏用チューナー「調べ」の表記に準拠しております。

曲名:摘草
D
G
G#
C
D
F
G
G#
C
D
F
G
C
調子替
A
A
調子替
A

※表中の音名は便宜上KORG 社箏用チューナー「調べ」の表記に準拠しております。

曲名:鶴亀の曲
壱越の雲井調子にして、巾を九の1オクターブ高い音にします / 次に一を七と同音にします→変雲井調子になります
G
G
G#
C
D
D#
G
G#
C
D
D#
G
C

※表中の音名は便宜上KORG 社箏用チューナー「調べ」の表記に準拠しております。

曲名:春の夜
双調(いつもより1オクターブ高い)の平調子
C
D
G
G#
C
D
D#
G
G#
C
D
D#
G
念のため下表に、壱越バージョンもご用意しました。その場合は、六寸菅の尺八でお合奏して頂きましょう。
D
E
A
A#
D
E
E#
A
A#
D
E
E#
A

※表中の音名は便宜上KORG 社箏用チューナー「調べ」の表記に準拠しております。

曲名:編曲長唄越後獅子
壱越の半雲井調子にする
第一箏
D
G
G#
C
D
D#
G
G#
C
D
D#
G
A
調子替
A#
F
調子替
A
A#
第二箏
C
D
D#
F
G
G#
C
D
D#
G
G#
C
D
調子替
A
A#
F
十七絃
1
2
3
4
5
6
7
C
D
D#
F
G
G#
A#
C
D
D#
F
G
G#
A#
C
D
D#
三絃(本調子)
D
G
A

※表中の音名は便宜上KORG 社箏用チューナー「調べ」の表記に準拠しております。

曲名:さくら変奏曲
壱越の平調子一は五の乙(一を1オクターブ下げる)
第一箏
D
G
A
A#
D
D#
G
A
A#
D
D#
G
A
調子替
G
A
D
調子替
A
D
G
A
黄鐘の雲井調子
第二箏
A
D
D#
G
A
A#
D
D#
G
A
A#
D
E
十七絃
1
2
3
4
5
6
7
F
G
A
A#
C
D
D#
F
G
A
A#
D
D#
G
A
A#
D

※表中の音名は便宜上KORG 社箏用チューナー「調べ」の表記に準拠しております。

曲名:木と石の詩
第一箏
第一
(情景)
D
F
G
A#
C
D
F
G
A#
C <