地唄箏曲美緒野会

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お筝について

筝曲「春の海」動画

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調弦の基礎知識

お箏の調弦は難しいものとお感じになっていらっしゃいませんか?

耳で音の高さを正確に聴き分けて美しく響く調絃を完成させるには、確かにある程度の熟練(と少しだけ才能も・・・)が必要ですが、少なくともチューナーを使ってできる範囲の調弦でしたら、しくみをご理解いただければすぐさま習得できる容易なものです。

そこでここでは、これまで漠然と抱えていらしたかもしれないモヤモヤを出来ればすっきりと取り除いていただけますようご一緒に知識の整理整頓をしてみたいと思います。お調弦に自信が持てると、お稽古がもっと楽しくなります。

チューニングは大きく2 種類のカテゴリで表現されます。
13 本の絃の相対的な音列についての記述がまずひとつ、もうひとつは、その音列群全体の実際の高さについての記述です。

ひとつめのカテゴリ

13 本の絃がそれぞれどういう音の配列になるのかという相対的な音列の古典的パターンには固有の名前がついております。

  • 平調子
  • 半雲井調子
  • 雲井調子
  • 本雲井調子
  • 古今調子
  • 中空調子
  • 乃木調子
  • 楽調子

もっとも基本的だと言われている「平調子」の音列を例にとりますと下記のようになります。

  • 一と五が同じ音
  • 二は一より 完全五度 低い音
  • 三は一より 完全四度 低い音
  • 四は三より 半音 高い音
  • (五は一と同じ音)
  • 六は五より 半音 高い音
  •  
  •  
  • 七は二より 1 オクターブ高い音
  • 八は三より 1 オクターブ高い音
  • 九は四より 1 オクターブ高い音
  • 十は五より 1 オクターブ高い音
  • 斗は六より 1 オクターブ高い音
  • 為は七より 1 オクターブ高い音
  • 巾は八より 1 オクターブ高い音

ほかの名前のお調子も、この「平調子」を基準にして、平調子から 八を半音下げて九を1 音上げる というような認識です。
古典的なパターンにはあてはまらない現代曲の場合でも、平調子を基準に何をどう変えてくださいと楽譜に細かく指示されています。

ですから上記の枠内の配列を覚えて「平調子」さえマスターすればあなたもチューニング名人と言えます。

えっ?!

でもこれでは実際の高さがわかりませんけど・・・。そもそも最初の一の音は何ですか???

そうなのです。
「平調子」とは、あくまでも相対的な配列の表記にすぎないので、これではチューニングが出来ないのです。

この単なる音の相対的な表記にすぎないものに、実際の音としての意味を持たせるために登場する大切なものがさきほど 第二のカテゴリと申し上げた「音の高さ」です。

ふたつめのカテゴリ

一と五(主となる音)の実際の高さを表す言葉はちょっとヤヤコシイのですが、どうしても大切です。
ここを覚えていただければ本物のチューニング達人です。

ヤヤコシイといっても、本当はとても単純で簡単なのです。
本来簡単なものが、なぜヤヤコシくなってしまうのかと申しますと、同じ音を表すのに言語がいくつもあって、 それが全く無遠慮にどんどん登場してしまうせいで、そこで頭が混乱してしまうのです。

頻繁に使われる表記の種類は4 つに分けられます。

  • 雅楽音名( 雅楽で使われる音名)
  • 三味線音名( 三味線音楽で使われる音名)
  • 尺八音名( 尺八音楽で使われる音名)
  • 階名( 洋楽で使われる音名)

どうして4 種類もあるのかと申しますと、

雅楽音名 お箏はもともと雅楽の楽器ですから、当然ながら雅楽音名はもっとも正当派でしょう。
三味線音名 とはいえ、江戸時代に三味線音楽と結びついて発展してまいりましたので三味線音名も理解なさったほうがよさそうですね。
尺八音名 明治に入って、尺八とお合奏することが一般的になりますが、尺八のピッチに合わせて
チューニングすると都合がよいものですから、実際には尺八の音名で話される機会が多いようです。
階名 それに加えて現代では、邦楽といえどもグローバルな表現も受け入れざるがえない時代になっております。

・・・という歴史的な背景のためかと存じます。
統一できるとよろしいのですが、願っていてもすぐさま解決に結びつけるのは困難ですね。まずは克服することを考えるほうが手っ取り早いでしょう。

雅楽では 1 オクターブ を 12 律 と定めました。「一律」とは半音のこと、「二律」とは1 音のことです。
美しいけれども難しい雅楽音名が半音毎に12 種類あるのですが、 ここでは頻繁に使われる名前を4つだけ覚えていただきたいと思い上記の順番に、4 種類の表記を表にしてみました。
縦の列は全部同じ音になります。

雅楽音名 双調 そうじょう 黄鐘 おうしぎ 神仙 しんせん 壱越 いちこつ
三味線音名   1本 4本 6本
尺八音名(1 尺八寸管の場合)
階名( 音名) ソ(G) ラ(A) ド(C) レ(D)
低調子( ひくぢょうし) 群 高調子( たかぢょうし) 群

これらはすべて、主音(主になる音の高さ)である 一の絃 の高さを指示しています。
たとえば、雅楽音名の「壱越」、す網線音名の「6 本」、尺八音名の「ロ」は全て同じ音で、皆さま親しみのある階名でいう「レ」にあたります。
できましたら上の表内の言葉をみんな覚えていただきたいのですが、「こんなにたくさん?!」とゲンナリなさる方は
「壱越がドレミの レ の音で、双調がドレミの ソ の音、壱越のほうを 高調子、双調のほうを 低調子 と呼ぶのね・・・」
というのを取りあえず覚えていただければ、相当のケースをこなしてゆかれますのでそれでも大丈夫です。

それではお手元にある楽譜の指示に従って、まず一と五の音である「主になる音の高さ」を合わせてみましょう。
だいたいは壱越でしょうし、たまには双調かもしれません。
ここでひとつめのカテゴリ内の「調子」が初めて実音として意味のある高さになりました。
まずはとにかく平調子に作ります。表であらわすと下図のようになります。

 
壱越 D G A A# D D# G A A# D D# G A
双調 G C D D# G G# C D D# G G# C D
  • 1)♪を押すと実音が流れます
  • 2) 表中の音名は便宜上KORG 社箏用チューナー「調べ」の表記に準拠しております

乙(おつ)というのは1オクターブ低い音のことで、甲(かん)というのは1 オクターブ高い音のことです。
さあ スルスルとチューニングしていただけましたでしょうか!!!
(ほかのお調子の表もご覧になりたい方はこちらをご参照ください。)

ふたつめのカテゴリの補足

これで基本的なお話は終わりなのですが、もう少しお付き合いくださる方にはふたつめのカテゴリを補足するものとして、大勢の皆様でお合奏をする場合に識っておくと大変便利なピッチのおはなしをさせて下さい。

昔、音楽はひたすら感覚的な世界であったはずですが、現代では科学の力で音の世界もいろいろと解明されています。そのひとつに周波数がございます。音の高さの周波数を測り、それを数値で表現することが可能になりました。
周波数とは、1秒間に空気を振動させる音波の数といった感じで、空気がゆるやかに振動して、音波の回数が少ないほど 低い音になります。上の表にある「黄鐘」またはラの音の周波数は、だいたい440 ヘルツ(Hz)くらいです。周波数が 増えると音は高くなります。440Hz と880Hz のように1:2 で1 オクターブの違いとか申しますが、こんなことはどうぞご放念ください。
さきほど「だいたい440Hz くらい」と申しましたのがとても肝心なところで、『ピッチは状況で変化するもの・・・』ということを是非ともよくご理解くださいませ。
例えば尺八とのお合奏でしたら、尺八を演奏される方にとって一番良い音の出るピッチに合わせるのが習わしです。「ロ」の音などを ふぅぅ~♪っと鳴らしていただいてぴったり合う高さに合わせて調弦いたします。

気持ちのよい音のピッチは、楽器や演奏者や気候などによって変化します。演奏なさるのがおひとりなら問題はないのですが、大勢いらっしゃる場合などには困ってしまいます。
そこで、「今日は442Hz で調弦しましょう。」というお話が出てくることになるのです。それはもう少し正確な言い方をすれば、「今日は、ラの音を出すと毎秒442 回音波が繰り返されるピッチに合わせて調弦しましょう。」ということになりますね。

お手持ちのチューナーをご覧ください。キャリブレーションというボタンで調節ができるようになっています。CALとかCALIB と書かれているのがそうです。

余分なお話

この『ラ』の音ですけれども、日本では1948 年にA(ラ)を440Hzとする国際標準ピッチを取り 入れましたので、それ以来、放送などの音は440Hz を基準とされているはずと思います。私の子供時代のお箏は今よりもう少し低く穏やかな響きが一般的だったのですが、ピッチが少し上がると音がより際立って聴こえるせいか、時代のお好みのせいか、標準的なピッチは時間とともに少しずつ上がってきているようです。私共のウェブ内の調弦も、最近の傾向に従って442Hzで行っております。

   

チューナーもいろいろございますが、調弦がどうにも苦手という方にお薦めなのが、こちらのお箏専用チューナーです。右側に紹介しているクリップ式のチューニングマイクも揃えておかれると、がやがやした場所でもスムーズにお調弦が出来ます。上手にご利用下さい。

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お筝の調弦方法

はじめに

あなたがお弾きになりたい曲は 高調子でしょうか?低調子でしょうか?

高調子/ 壱越(イチコツ)または D でしたらこの音 に一の絃を合わせましょう。 低調子/ 双調(ソウジョウ)または G でしたらこの音 に一の絃を合わせましょう。

一の音(主になる音の高さ)が決まりましたら、いよいよ全体の調弦にチャレンジです。(但しそのどちらでもない場合もございます。詳細はこちらでご確認ください。)

合わせたいお調子の表の中から高調子か低調子かを選んでクリックして下さい。一の音から順番に巾の音まで、実際の音が二回聴こえます。ゆっくり流れますので、よく聴きながら同じ高さにあわせましょう。

基本編

よく使われる箏(琴)のお調子を実音でご紹介しております。クリックしてご覧ください。
表中では平調子を基準にして変わる音を赤字でお示ししております。

  平調子  
半雲井調子 雲井調子 本雲井調子
  古今調子  
  中空調子  
  乃木調子  
  楽調子  
平調子
 
壱越 D G A A# D D# G A A# D D# G A
双調 G C D D# G G# C D D# G G# C D
半雲井調子
 
壱越 D G A A# D D# G G# C D D# G A
双調 G C D D# G G# C C# F G G# C D
雲井調子
 
壱越 D G G# C D D# G G# C D D# G A
双調 G C C# F G G# C C# F G G# C D
本雲井調子
 
壱越 D G G# C D D# G G# C D D# G G#
双調 G C C# F G G# C C# F G G# C C#
古今調子
 
壱越 D G A C D D# G A C D D# G A
中空調子
 
壱越 D G A A# D E F A A# D E F A
双調 G C D D# G A A# D D# G A A# D
乃木調子
 
壱越 D G A B D E G A B D E G A
双調 G C D E G A C D E G A C D
楽調子(別名:青葉調子/新雁金調子)
 
壱越 D G A C D E G A C D E G A
双調 G C D F G A C D F G A C D
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曲目編

曲目別の調弦法を実音で紹介しております。曲目は五十音順で並んでおります。

ア行
相生の曲 秋風の曲 秋の曲 秋の言の葉
岩間とぢし 岩もる水 大内山 幼き日の思い出
落葉の踊り オランダ万歳    
カ行
楫枕 傘舞台 唐砧 巌上の松
祇園小唄 木と石の詩 京人形の夢
雲井六段/ 雲井八段/ 雲井みだれ 黒髪 古今の調
金剛石      
サ行
さくら さくら変奏曲 さらし風手事 四季の眺め
三段の調べ(本手 / 壱越バージョン) 樹海 新高砂
新娘道成寺 末の契り    
タ・ナ行
千鳥の曲 茶音頭 千代の寿 つち人形
摘草 鶴亀の曲 鶴の声 テンテマリ
難波獅子      
ハ行
花筏 花かげ変奏曲 花形見
花すみれ 花園 花の歌 春の曲
春の海 春の訪れ 春の夜 春を呼ぶ二つのソネット
光る海 飛躍 福寿草 富士(大月宗明)
舞踏曲(宮城道雄) 編曲長唄越後獅子    
マ行
松づくし ままの川 万歳 岬の燈台
水は器 みだれ 水面 都踊
未来花      
ヤ行
八千代獅子 編曲八千代獅子 夕顔 夕やけ小やけ変奏曲
吉野山      
ラ・ワ行
琉球民謡による組曲 六段の調 ロバサン 若菜
若みどり      
    
  • 六段の調
  • 黒髪
  • 鶴の声
  • 難波獅子
  • みだれ
  • 八千代獅子
  • 末の契り
  • 編曲八千代獅子(第二箏)
  • 福寿草
  • 吉野山
  • 岩間とぢし
 
 
G C D D# G G# C D D# G G# C D

双調の平調子

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  • 雲井六段
  • 雲井八段
  • 雲井みだれ
 
 
D G G# C D D# G G# C D D# G A

壱越の雲井調子にする

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  • 水は器
 
 
D G A B D E G A B D E G A

壱越の乃木調子にする

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  • 傘舞台
  • ロバサン
  • テンテマリ
  • 岩もる水
 
 
B E F# G B C E F# G B C E F#

盤渉の平調子にする

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  • 花の歌
 
第一箏
D G A A# D D# G A A# D D# G A

壱越の平調子から一をオクターブ下げる

第二箏
A D D# G A A# D D# G A A# D G

黄鐘の雲井調子にして巾は九のオクターブ上に上げる
さらに一を五のオクターブ下に下げる

三絃(二上り)
D A D
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  • 金剛石
 
 
壱越 D G A C D E G A C D E G A

壱越の楽調子

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  • 茶音頭
 
 
G C D D# G A A# D D# G A A# D
調子替え G# C G# C

双調の中空調子→平調子

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  • 松づくし
  • 万歳
  • 夕顔
  • 花形見
  • ままの川
  • 若菜
  • 祇園小唄
 
 
D G A A# D D# G A A# D D# G A

壱越の楽調子

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  • 京人形の夢
  • 花すみれ
  • 三段の調べ(本手/壱越バージョン)
  • 花かげ変奏曲
 
D G A A# D D# G A A# D D# G A

壱越の平調子から一をオクターブ下げる

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  • 千鳥の曲
 
D G A C D D# G A C D D# G A

壱越の古今調子

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  • 春の曲
D G A C D D# G A C D D# G A
G# C
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  • 秋の曲
D G A C D D# G A C D D# G A
F F C

壱越の古今調子
二の絃(G)はいつもより1オクターブ高い音になります

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  • 巌上の松
D G A C D D# G A C D D# G A

壱越の平調子から四と九を一音づつ上げる

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  • 新高砂
本手 C G G# C D D# G G# C D D# G A
替手 G C D D# G G# C D D# G G# C D

本手は壱越の雲井調子にして一を四と同音に下げる
替手は双調の平調子

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  • 大内山
本手 G G G# C D D# G G# C D D# G A

本手は壱越の雲井調子にして一を七と同音に上げる

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  • 舞踏曲
第一箏 G C D F G A C D F G A C D
第二箏 F G A C D F G A C D F G A
第三箏 G C D F G A C D F G A C D

第三箏は、低調子(双調)の楽調子
第一箏は、それより全部1オクターブ高い音になります
第二箏が壱越です

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  • 飛躍

黄鐘の楽調子にして一を四のオクターブ低い音まで下げる
第一箏はさらに巾を九の甲にする
本当のお調子は、一がとても低い音になります。一の絃を緩めなければ、正しい音まで下がりません。それはとても大変ですから、平素のお稽古でしたら、一を四のオクターブ下まで下げずに 四と同音にしてお練習なさってもよいかもしれません。

第一箏 G D E G A B D E G A B D G
第二箏 G D F G A B D E G A B D E
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  • 水面
一箏 D G A A# D D# G A A# D D# G A
二箏 G D F G G# C D F G G# C D F
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  • 未来花
D G A A# D F G A A# D F G A

壱越の平調子から六と斗を一音上げる 一は五の乙一箏と二箏は同じお調子です

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  • 古今の調
  • つち人形
  • 花筏
  • 富士
D G A C D D# G A C D D# G A

壱越の平調子より 四と九を一音づつ上げる
一を五のオクターブ下に下げる

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  • 若みどり
第一箏 D G A C D D# G A C D D# G A
第二箏 B D E F A B D E F A B D E

黄鐘の平調子にして 六と斗を半音上げる
一を六のオクターブ低い音まで下げる

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  • 光る海
第一箏 D G A C D D# G A C D D# G A

壱越の平調子より 四と九を一音づつ上げる
一を五のオクターブ下に下げる

第二箏 C D D# G A C D D# FG A C D D#

黄鐘の本雲井イ調子にして 六と斗を一音上げる
一を六のオクターブ低い音まで下げる

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  • 夕やけ小やけ変奏曲
第一箏 C G A C D E G A C D E G A

壱越の平調子から四と九を一音づつ 六と斗を半音づつ上げて楽調子にする
最後に一を四のオクターブ下に下げる

第二箏 D G B C D E G A C D E G A

第一箏から三を一音上げる
Eから先は三を下げて第一箏と同じにする

第三箏 C D E F G A B C D E F G A
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  • 夕やけ小やけ変奏曲
D G A C D E G A C D E G A

壱越の平調子から四と九 六と斗を半音づつ上げて楽調子にする
最後に一を五のオクターブ下に下げる

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  • 岬の燈台
E G A B D E G A B D E G A

壱越の平調子から四と九 および六と斗を半音づつ上げて乃木調子にする
最後に一を六のオクターブ下に下げる

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  • 春を呼ぶ二つのソネット
A息吹き D F G C D D# F G C D D# F G
B鳥の歌 A E A E A
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  • 花園
D G A C D D# G A C D D# G A
調子替 E E

壱越の平調子から四と九を一音づつ上げる

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  • 秋の言の葉
C F G G# C C# F G G# C C# F G
調子替 D D# D D#

神仙の平調子にする『秋の言の葉』は神仙の曲ですが、お唄いになる方の声域によって、壱越で演奏されることがありますので、念のため壱越バージョン↓もご用意しました。
その場合は、六寸菅の尺八でお合奏して頂きましょう。

D G A A# D D# G A A# D D# G A
調子替 E F E F
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  • 新娘道成寺
C D G G# C D D# G G# C D D# G

神仙の中空調子にして 二を六と同音になるように上げる

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  • 秋の言の葉
C F G G# C C# F G G# C C# F G
調子替 D D# D D#

神仙の平調子にする

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  • 都踊
箏低音 A D D# G A A# D D# G A A# D E
箏高音 D G A A# D D# G A A# D G A D

箏低音は黄鐘の雲井調子にして一を五のオクターブ低い音まで下げる
箏高音は 壱越の平調子より 巾を十の甲、斗を八の甲、斗を七の甲に上げる(巾十調子)
最後に一をオクターブ下げる
(チョット一言)箏低音の本当のお調子は、一がとても低い音になります。一の絃を緩めなければ、正しい音まで下がりません。それはとても大変ですから、平素のお稽古でしたら、一を五のオクターブ下まで下げずにお練習なさってもよいかもしれません。

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  • 春の訪れ
B E F A B C E F A B C E A
調子替 F# F# B

神盤渉の雲井調子にする
巾は九の1オクターブ高い音まで上げて 一を五の1オクターブ低い音まで下げる

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箏高音 D G G# C D D# G G# C D D# G G#
調子替 A D

壱越の本雲井調子にする
一を五のオクターブ低い音まで下げる

箏低音 G C D D# G G# C D D# G G# C D
調子替 A A

双調の平調子にする(一は箏高音の二と同音)

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  • 春の海
B D E F A B D E F A B D E
調子替 F#

黄鐘の平調子にして 六と斗を半音上げる
一を六のオクターブ低い音まで下げる

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  • さらし風手事
箏高音 D G A C D D# G G# C D D# G C
調子替 A A

箏高音は壱越の四上り半雲井調子
一は五の乙

箏低音 C D D# F G G# C D D# G G# C D
調子替 A A

双調の平調子より楽譜に記載の通り

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  • 唐砧
箏高音 G C D D# G G# C D D# G G# C D

双調(いつもより1オクターブ高い)の平調子

箏低音 D G G# C D D# G G# C D D# G A

壱越の雲井調子にする

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  • 楫枕
  • 千代の寿
D G A A# D D# G G# C D D# G A
調子替 A A#

壱越の半雲井調子にする

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  • 相生の曲
D F G G# C D D# G G# C D D# G

神仙の中空調子にする
一を六と同じ高さにする(一上り中空調子)

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  • 落葉の踊り
D G G# C D D# G G# C D D# G C

壱越の雲井調子にして
巾を九のオクターブ高い音にあげる

1 2 3 4 5 6 7
C D D# F G G# A# C D D# F G G# A# C D D#
A
A
三絃 (本調子)
D G D
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  • オランダ万歳
D D D G C D G A D D# G A D

一と二が同音になる変わったお調子で、オランダ調子ともオルゴール調子とも申します。上表を参考になさってくださるか、音源に合せてください

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  • 琉球民謡による組曲
D G B C D F# G B C D F# G B

一を壱越にして平調子より三、八、巾、四、九を一音上げる
 さらに、六、斗を一音半上げる
一は五の乙にする

E G A B D E G A B D E G A
調子替(Aの最後に) D
調子替(Lの始めに) B C F# B C F#

一を壱越にして平調子より四、九、六、斗を半音上げる
を九の甲にする
一を六の乙にする

十七絃 1 2 3 4 5 6 7
D E F# G A B C D E F# G A B C D E F#
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  • 摘草
D G G# C D F G G# C D F G C
A A
A
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  • 鶴亀の曲
G G G# C D D# G G# C D D# G C

壱越の雲井調子にして、巾を九の1オクターブ高い音にします
次にに一を七と同音にします→変雲井調子になります

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  • 春の夜
C D G G# C D D# G G# C D D# G

神仙の中空調子にする『春の夜』は神仙の曲ですが、お唄いになる方の声域によって、壱越で演奏されることがありますので、念のため下表に、壱越バージョンもご用意しました。その場合は、六寸菅の尺八でお合奏して頂きましょう。

D E A A# D E E# A A# D E E# A
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  • 編曲長唄越後獅子
第一箏
D G G# C D D# G G# C D D# G A
調子替 A# F
調子替 A A#
第二箏
C D D# F G G# C D D# G G# C D
調子替 A A# F
十七絃 1 2 3 4 5 6 7
C D D# F G G# A# C D D# F G G# # C D D#
三絃 (三下り)
D G C
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  • さくら変奏曲
第一箏
D G A A# D D# G A A# D D# G A
調子替 G A D
調子替 A D G A

壱越の平調子一は五の乙(一を1オクターブ下げる)

第二箏
第二箏 A D D# G A A# D D# G A A# D E

黄鐘の雲井調子

十七絃 1 2 3 4 5 6 7
F G A A# C D D# F G A A# D D# G A A# D
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  • 木と石の詩
第一箏
第一(情景) D F G A# C D F G A# C D F G
第二(闘い) C F G G# C D F G G# C D F G
第三(融和) B
第二箏
第一&第二 G C E F G H(B) C E F G H(B) C E
第三 G C D# F G H(B) C D# F G H(B) C D#
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  • 樹海(菊城正明作曲)
第一箏(高音) G C D D# F G G# C D D# F G C
第二箏(低音) C D D# F G G# C D D# F G C D#
十七絃 1 2 3 4 5 6 7
C D D# F G G# A# C D D# F G G# A# C D D#
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  • 秋風の曲
第一箏(高音) D D G A A# D E G A A# D E G
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お筝の弾き方

ポイント1正しい正座

まず、お膝を腰幅に開いて座りましょう。両膝の間に握りこぶしがひとつかふたつ入るくらいでしょうか。
そこへ、お腰をまっすぐに立てて下腹で支えます。上半身の力を抜き、肩の力も抜きます。骨盤の中心に背骨が真っ直ぐに伸びているイメージです。静かに腹式呼吸を加えましょう。
(そっくりそのままで、ヨガのポーズになりました。)

正しくお座りになることがとてもとても大切でございます。

ポイント2構え方

次に、お箏に対してお膝がちょうど45度の角度になるようお座り下さい。竜角の延長線上に腰骨がくるくらいの位置がよろしいかと存じます。ここがお座りになる場所でございます。

写真

次に、両手を自然にお箏の上に伸ばしてみて下さい。腰をひねったり、ひじを張ってしまわないようにお気をつけ下さい。また、両肩を水平に保てるようにいたしましょう。

右掌はまあるく柔らかく曲げ、左手はお指を揃えて絃の上におきます。遠い方の絃をお弾きになる場合には、前かがみになるのではなく、腰から上体を倒して無理なくお指が届くところまで、近づいていって下さい。
背中はスルリと伸ばし、下腹と太ももでしっかりと上半身を支えて下さい。

さあ、上のお写真のようになりましたでしょうか?

ポイント3譜面台を置く
写真

楽譜をご覧になる場合、譜面台を置く場所にご留意下さい。
右の方に置きますと、お首が曲がった姿勢になってしまいます。
正しい姿勢を崩すことのないよう、お顔をまっすぐにして、その視線の先に、譜面台を置いてください。

ポイント4弾き方

お爪を、右手の親指・人差し指・中指の三本にしっかり嵌めます。
掌を柔らかくまあるく曲げ、余分なところには力をいれないようにいたしましょう。お爪のカドが絃にきちんと当っていれば綺麗な音がいたします。お爪の厚みや形で音色が変わります。いろいろとお試しになられると楽しいと思います。
下のお写真をクリックすると動画(MP4)をご覧頂けます。

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ポイント5向こう指の置き場所
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お習い始めの頃は、親指ばかりでお弾きになられることが多いでしょう。
そういうとき、向う指(人差し指と中指)の置き場所にお困りになられるかもしれません。掌を柔らかくまあるく曲げて ちょうど良い場所(絃の上)に揃えておきます。薬指と小指も絃の上に置いて、しっかり支えてください。

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だんだん弾いていって… つっかえてしまいましたら… 掌を柔らかくまあるく曲げてちょうど良い場所へ置きかえます。
ポイント6向こう指の弾き方
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人差し指や中指で弾くときには、 親指でちょうど良い場所よりも、中の方(お箏に向かって左の方)をお弾き下さい。お爪のカドが良い角度で絃に当りますので、トントンと綺麗に響く音がいたします。

ポイント7いくつかの技法を動画でご紹介しましょう
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チツコロリンテン シャシャテン サラリン 左指
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文章だけでご説明するのは難しく、お分かりにくいこととは存じますので、また、気がつきましたことを、徐々に書き足してまいります。

少しでも皆様のお稽古のご参考になりますように・・・(小野)

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お稽古曲一覧

美緒野会お薦めのお稽古曲を紹介させていただきます。
現代邦楽や童謡、Jポップスなどは数が多くてとても書ききれませんので、古典の中からだけ、よく弾かれる曲だけを思いつくまま書き留めてみました。素敵な曲がたくさん並んでおります。ご上達に従って、だんだん難しい曲に挑戦なさるのは、ワクワク楽しいものでございましょう。もっとも、弾きたい気持ちが何よりでございますから、順番は、あくまでもご参考程度に・・・お好みに合せて自由にお選び下さい。

  三曲物・段物・箏物 宮城曲
手ほどき 姫松   宮城道雄箏小曲集
四季の花   若水
門松   さくら
菜の葉   新暁
福寿草    
鶴の声    
黒髪    
松づくし    
初伝曲 万歳 金剛石 花園
八千代獅子 六段の調 遠砧
正月   都踊り
夕空 新高砂  
海人小舟 大内山 御代の祝
難波獅子 巌上の松 清水楽
夕顔 千鳥の曲 秋の草
神楽 水は器  
七夕 花形見 春の夜
中伝曲 深夜の月 秋の言の葉 春の訪れ
末の契り   三つの遊び
里の春 新巣籠り 奈良の四季
椿づくし 鶴亀の曲 秋の初風
けしの花 時鳥の曲 軒の雫
    秋の庭
茶音頭 星と花
桜川 八段 朝(鳩/ 行進)
新松づくし みだれ 夏の小曲(風鈴/ 線香花火)
松の寿 摘草 舞踏曲
松風 銀世界 三つの民謡調
  三つの景色 秋の庭
  春の曲 さくら変奏曲
  秋の曲 今日のよろこび
    こほろぎ
    鈴虫
    うぐいす
    北海民謡調
    昭和松竹梅
    水三題
奥伝曲 ままの川   唐砧
ながらの春   千代の寿
楫枕   初鶯
越後獅子 稚児桜 四季の柳
園の秋 相生の曲 花紅葉
水の玉 夏の曲 高麗の春
磯千鳥   虫の武蔵野
若菜   飛鳥の夢
さむしろ   五十鈴川
御山獅子   祭の太鼓
新浮舟   比良
里の暁    
皆伝曲 新娘道成寺 明治松竹梅 春の海
四季の眺 楓の花 さらし風手事
名所土産 嵯峨の秋 落葉の踊り
吾妻獅子   手事
笹の露   瀬音
萩の露   ロンドンの夜の雨
オランダ万歳   衛兵の交替
船の夢  
松竹梅   水の変態
竹生島   数え唄変奏曲
根曳の松    
屋島    
難曲 今小町 冬の曲  
夜々の星 秋風の曲  
玉の台 五段砧  
七小町    
新道成寺    
西行桜    
玉川    
八重衣    
尾上の松    
新青柳    
残月    
宇治巡り    
石橋    
千代の鶯    
四つの民    
こんかい    
鉄輪    
三津山    
   
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宮城道雄小曲集

『宮城道雄小曲集』をご存じですか?

お箏の手ほどき集として、これほど親しまれている教則本はございません。生田流のお箏のお稽古と申しましたら、どなた様もまずこのご本で基本のお勉強をなさっていらっしゃるのではないでしょうか。宮城道雄は、『春の海』など数々の名曲を作曲なさった稀代の天才でいらっしゃいますが、後進の指導者としても、たくさんのご功績を残されました。この手ほどき集の作曲がそのひとつでございます。
また、歌詞のほとんどは、葛原勾当のお孫様にあたられる葛原しげるがおつくりになられました。とりたてて作詞者に言及していない曲は皆葛原しげる作歌でございます。

はんなりと可愛らしく、優しく、いとおしい小さな練習曲の数々を美緒野会会員様方とご一緒に、楽しくお勉強をしながらこれから少しずつ音源を入れてまいります。お稽古のよすがに・・・少しでも初心者様のお手伝いができましたら幸いでございます。

ところで、大好きな小曲集なのですけれども、初心者様にご指導いたしますときにたったひとつ、いつも困ってしまいますのが、お調絃(チューニング)の難しさでございます。
そこで・・・ものすごく大胆不敵なことではございますが、初心者様を、お調絃であまりお悩ませすることのないよう、私共美緒野会のお教室では、双調の曲の場合でもお調子替えをしないで、少なくとも始めのほうは全部盤渉(B)の平調子に合せてお練習しております。特にお断りしていない限りひとまず全部、このお調子で弾いてまいりますので、一旦、お調弦してしまいましたらそのままのお調子でどんどんお練習を進めて頂けます。お声の幅に少し無理があったりいたしますけれども、そこのところは、どうぞおおらかなお気持ちで・・・お許し下さいませ。

お調子あわせ

ここをクリックして頂きますと、一の音から順番に巾の音まで、実際の音が二回聴こえます。ゆっくり流れますので、よく聴きながら、同じ高さの音に合わせて下さい。お調子合せの出来上がりです。

平調子
盤渉ばんしき B E F# G B C E F# G B C E F#

宮城道雄小曲集・第一集(邦楽社発行)

曲名 歌詞 演奏者
練習1
練習2
練習3
練習4
練習5
ロバサン (一)ろばさん ろばさん トコトット おみみぴょこぴょこトコトット
(二)カララン カララン 首のすず おみみぴょこぴょこトコトット
星野詔子
小野真由美
テンテマリ (一)真っ赤な大きなお花の絵 きれいに描いたゴムのまり 私の手鞠テンテマリ  テントンテントン テントンテン テントンテントン テントントン
(二)上手に身軽に喜んで どこでも弾むゴムのまり 私の手鞠テンテマリ  テントンテントン テントンテン テントンテントン テントントン
冨田綾子
小野真由美
福寿草 床に飾れる福寿草 今日咲き初めぬ やさし嬉し
その名めでたき福寿草 黄金の色も ゆかし嬉し
三絃との合奏は三絃ページにてお聴き下さい
冨田綾子
小野真由美
お正月ですから (一)父さま、鼓をちょっと貸して お正月ですからポンポコポン
(二)母さま、三味線ちょっと貸して お正月ですからチテツツテン
(三)姉さま、お箏をちょっと貸して お正月ですからコロリンシャン
(四)弾き初め舞い初め唄い初め 友達集めてオホホホホ
冨田綾子
小野真由美
お宮とお寺 (一)お宮に何がありますか  石のだんだん大鳥居 みたらし狛犬おしめなわ お手々ぱちぱちおがみましょ
(二)お寺に何がありますか 大きいお屋根のご本堂 四本柱の鐘つき堂 お手々合わしておがみましょ
冨田綾子
小野真由美
吉野山 吉野山 霞の奥は知らねども 見ゆるかぎりは 桜なりけり
三絃との合奏は三絃ページにてお聴き下さい
冨田綾子
小野真由美
練習6
小 鳩 まる窓 小鳩 春の日ながに 顔出して
まる窓 小鳩 おてんと様も ねむそうな
ねんねんころりを歌ってる
上田茉友子
上田紀子
岩もる水 岩もる水も 松吹く風も しらべをそふる つまごとの音や
あな面白の 今宵の月や 心にかかる 雲霧もなし
冨田綾子
小野真由美
練習7
雪のペンキ屋 雪のペンキ屋 屋根をぬる 門の屋根 倉の屋根 寺の屋根
道をぬり 野をぬり 山をぬる 大きな大きな 刷毛であろ
冨田綾子
小野真由美
練習8
練習9
練習10
練習11
春の園 春の園 紅にほふ 桃の花 したてる道に いでたつ乙女(万葉集/大伴家持) 冨田綾子
小野真由美
小狸小兎 (一)こんこん小山の小狸は おはら鼓も打たないで 早く寝た夜夢を見た 親の仇を取った夢
(二)こんこん小山の小兎は 踊り疲れて気持ちよく 早く寝た夜夢を見た 狸と仲良くなった夢
山田桜子
荒井惠/小野真由美
朝の雪昼の雪晩の雪 (一)朝ふる雪はサーラサラ 木の葉木の葉にサーラサラ
(一)昼ふる雪もサーラサラ 木の葉木の葉にサーラサラ
(一)夜ふる雪もサーラサラ 窓で時々サーラサラ
(一)窓をあければチーラチラ 灯にてらされてチーラチラ
山田桜子
小野真由美
君のめぐみ のどけき春の あささめに 萌え出でぬ 草もなし 君のめぐみは あめのごと 民の栄え 草のごとし (大和田健樹作歌) 冨田綾子
小野真由美
花咲爺 (一)枯木に登って あちらの枝に こちらの枝に パッパッパッパッ 灰をば ふりかけ ふりかけながら 花咲爺さん 嬉しそう嬉しそう
(二)枯木の枝にもきれいな花が 見る見るうちに パッパッパッパッ 咲いては喜ぶ 花咲爺さん 殿様までも お喜び お喜び
上田茉友子
上田紀子
春 霞 春霞 色の千草にみえつるは たなびく山の 花のかげかも(古今集) 井上寛子
小野真由美
練習12
雛祭り (一)赤い毛氈緋毛氈 赤い段々緋段々 緋桃白桃花の枝 桜橘 絵雪洞 右に左にだんだんに 並べて雛のお祭り日
(二)五人囃子に官女衛士 随身並ぶ下段には 金具も蒔絵も金銀の お道具揃えて上段に お行儀の良い内裏様 お嬉しそうな お顔つき
(三)餅は草餅菱の餅 赤白青の重ね餅 さざえ蛤お煎り豆 赤飯白酒なんなりと どうぞご遠慮なさらずに 私は雛菓子ごちそうさま
冨田綾子
小野真由美
一番星二番星 一番星見つけた 一番星は山の上 二番星見つけた 二番星は森の上 一番星はきらきらきん 金星あれは王子様 二番星はぎらぎらぎん 銀星あれはお姫様 金の冠金の靴 山の金星王子様 銀の冠銀の靴 森の銀星お姫様 上田茉友子
上田紀子
勝った亀の子(本手のみ) (一)向うのお山へ着くまでは 少しも休まず登っていって とうとう 兎に勝ちました 勝った亀の子万々歳
(二)相手を遅いとあなどって 途中でうっかり寝ているうちに とうとう小亀に負けました 負けた兎の恥ずかしさ
山田桜子
荒井惠/小野真由美
練習13
大井川 大井川 花と月との朧夜に ひとりかすまぬ波の音かな 星野詔子
小野真由美
花よりあくる 花よりあくる みよしのの 春のあけぼの 見渡せば 唐人も高麗人も 大和心になりぬべし
練習14
練習15
練習16
岩間とぢし 岩間とぢし 氷も今朝はとけ初めて 苔の下水 道もとむらむ(新古今集/西行法師) 金田和歌奈
小野真由美
かざしの菊 露ながら おりてかざさん菊の花 おひせぬ秋の ひさしかりけり(古今集)
この曲は壱越(D)雲井調子で弾いております。

宮城道雄小曲集・第二集(邦楽社発行)

曲名 歌詞 演奏者
山と雲 山が雲までのびたのか 雲が山までおりたのか 山を隠した白い雲 雲に隠れた黒い山
藤の花 風が何かささやくと 藤の花はうなずいた 池の水がきたので 風がおこって波たてた 冨田綾子
小野真由美
山の上 (一)誰もきかない山の上 朝早くから鳴いている 鳥は何鳥名なし鳥 名なし小鳥がよい声で 鳴きたいだけよく鳴いている 朝日をあびて 朝風うけて
(二)誰も見に来ぬ山の上 朝早くから咲いている 花は何花名なし花 名なし草花よい色で 咲きたいだけよく咲いている 朝日をあびて 朝風うけて
星野詔子
小野真由美
雪の雲 (一)うつくしの雪の雲よ 空をいまかくしゆく ふれや雪散れや花 土白くなるまで
(二)うつくしの雪の花よ 土をいまかくしゆく うちつれてふりきつつ なほ積もれ明日まで (大和田健樹作歌)
星野詔子
小野真由美
笛の音 (一)梅散るゆふべの山里に ひとこえ響くは誰が笛ぞ
(二)夕月しずかにほの見えて 暮れ行く木蔭は誰が宿ぞ
(三)流れにまじりてたえだえに 聞こゆる笛の音誰が里ぞ(大和田健樹作歌)
この曲は壱越(D)雲井調子で弾いております。
富士の高嶺 するがなる富士の高嶺は朝見れば 姿よき山 夕見れば けしきよき山 春の日は霞もよし 秋の日は晴るるも嬉し
夕づく日沈みしのちの 大空に誰がきけん くれないに濃き紫に 薄墨にかはるもすごし 富士の嶺はくすはしき山 うつくしき山 (大和田健樹作歌)
後唄の少し前*のところで、お調子替えがございます。八を半音下げ、九を一音上げてこの音にいたしましょう。
海 棠 盛りいみじき海棠に 灌ぐも重し春の雨 花の恨みか喜びか 問はんとすれど 露もだし 聞かんとすれど 花いわず 夕べしづかに風吹きて 名残の露は払われぬ 風の情か嫉みにか 問はんとすれど露もだし 聞かんとすれど 花いはず
この曲は壱越(D)雲井調子で弾いております。
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